おとな時間と子ども時間~流れていく時間の違い~
子どもの頃、お誕生日やクリスマス来るのがとても待ち遠しかった記憶はありませんか?
楽しみで楽しみで毎日がお誕生日やクリスマスだったらいいのに…とさえ思えたあの頃。
今は、なんとまぁ早く、一年が過ぎ去っていく事でしょう。
この前お正月だと思っていたら、もう4月の半ば。
10連休だと盛り上がっていたゴールデンウィークももうすぐそこですね。
このぶんだと…ゴールデンウィークが来たと思ったら、あっという間にお盆がきて、お盆だぁ~って思ってたらもう暮れになりそうです。
一年が終わるころ、また一つ歳を重ねます。
早すぎる…(笑)
おとなが感じる時間の速さと、子ども達が感じる時間の速さがこんなにも違うという事に、子育て中はまったく気づいていず、「早く!早く!」と何度禁句を口にした事でしょう…
本当にもう一度子育てをやり直したい気分です(笑)
でも、そういう経験があるからこそ、なるべく子ども達の時間に寄り添ってレッスンをするように心がける事ができるんだなぁと思います。
「経験」と「気づき」って大切ですね。
おとな時間と子ども~子ども時間に寄り添うレッスン~
流れている時間が違うのだから、当然私たち大人には「待つ」という事が必要になります。
これは子育て中のパパやママにとっては、まさに忍対。
急いでいるときに限っていつも…きっと誰もが経験する子育てあるある話ですね。
リトミックのレッスンは教え込むのではなく、子ども達がたくさんの芽を引き出す事が大きなポイントになります。
子ども達がどんなふうに反応するのかをじっと見守ります。
音楽を身体いっぱい感じる動きに間違っているという事はないのですが、おとなはつい答えを(いわゆる私たちおとなが考える正解)を伝えたくなります。
まだ生まれて数年しか経たない子どもたちが何を感じ、何を思って動いているのか、子ども時間に寄り添って、なるべく待っていてあげたいと思うのです。
これはママにじっと引っ付いたまま動かなかったとしても同じです。
もちろん ピアノのレッスンでも子ども達をせかすことなく、可能であれば待っていてあげたいと思うのですが、ここがリトミックのレッスンのようにはいかないのです。
ピアノのレッスンには「ピアノが弾けるようになりたい」というはっきりとした目に見える目標があり、そのために「技術の習得」の為の道筋を作ってあげなきゃいけません。
おうちで練習してこなければ決して上達しないし、のんびりなんて言ってられないのです。
とはいっても…子ども達の気持ちは山あり谷ありですので、その時々に合わせて、もちろんアプローチを変えていきますよ。
ただ、ピアノに限らず「楽器を演奏できるようになる」という事は、思っている以上にストイックでシビアな面があるのではないかと思います。
以前、保護者の方から頂いたお手紙~心が耕されている~
私たちには「見える能力」と「見えない能力」があり、リトミックはこの見えない部分を育てるものだと保護者の皆様にはお伝えしています。
この「見えない能力」の事で、以前ママからうれしいお手紙を頂きましたのでご紹介させてくださいね。
リトミックをはじめてから「この見えない能力」の部分が本当に伸びてきたなぁと思います。
もちろん即時反応や、言葉の各段に増えた事など「見える部分」の伸びも大きいのですが、なんというか うまく言い表せないのですが、リトミックに出会ってからのまいにちは「心が耕されている」日々なのです。
やわらか~く ホカホカに心を耕してくれる…
それがまき先生のリトミックだなと強く感じています。
日々の色々な出来事がす~っと心に入ってきている感じです。
これからもどんどん柔らかく心を耕してほしいなと思っています。
そしていつか その柔らかい心に 何らかの種がまかれ 芽を出す日が楽しみです。
(一部抜粋)
うれしいうれしいメッセージでした。
心を耕すって、いい言葉だと思いませんか?
暖かく優しく、でもしっかりと耕してあげなきゃ!!
そのためには子ども達の時間に寄り添う、「待つ」という事も本当に大切だなぁと実感しています。
みんなからどんな芽がでて、どんな花や木や実が育つんだろう~
そんな事を考えたらワクワクしてきます。
そしてやっぱりここにたどり着きます。
「次につながるリトミック」
うん!!やっぱりここだ!!
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